またまたメルカリで現金化による逮捕者が!ショッピング枠現金化は危険!利用した人はどうなる?

またまたメルカリで現金化による逮捕者が!ショッピング枠現金化は危険!利用した人はどうなる?

メルカリ現金化で逮捕された事案で学ぶ

今回の記事は「メルカリ現金化逮捕」に焦点を当てた記事になります。

逮捕者から学ぶショッピング枠現金化の危険性を知ることで無駄なトラブルを避けましょう。

メルカリではショッピング枠現金化行為は禁止!

メルカリではマネーロンダリングにあたる行為(禁止されている行為)に
下記のことを定義しています。

どのようなものが違反になりますか?

  • 通常の取引に見せかけ、一人で複数アカウントを所持し出品者自身が購入したり、関係者が購入したりする行為
  • 架空の商品をクレジットカードで購入し、現金化する行為
  • その他、事務局が不適切と判断したもの

メルカリ:マネーロンダリングにあたる行為(禁止されている行為)

はっきりと

架空の商品をクレジットカードで購入し、現金化する行為

と書かれています。

これはいわゆるショッピング枠現金化行為です。

メルカリでこの禁止行為を行っている者はまだいるようで、下記の逮捕事例が朝日新聞に掲載されていました。

以下記事を用いてなぜ逮捕されてしまうまでに至ったのが考えてみましょう。

報道機関が発表

メルカリを利用し高利貸しの疑い 売買装い決済、逮捕

 フリマアプリ「メルカリ」を利用し、商品の売買を装って高金利で金を貸したとして、大阪府警は3日、千葉県佐倉市の無職、小倉一(はじめ)容疑者(48)を出資法違反の疑いで2日に逮捕したと発表した。「生活費のためにやった」と話し、容疑を認めているという。

 生活経済課によると、小倉容疑者は昨年1月、メルカリにSDカードを出品したように装い、名古屋市の女性と広島市の男性に計約5万5千円の決済をさせる一方、2人の口座に現金計約4万5千円を振り込み、この差額を法定利息(1日0・3%)を超える高金利として受け取った疑いがある。

 メルカリでは原則、購入者が商品の受け取り評価をアプリで行えば出品者に売上金が渡る仕組み。SDカードは実際には届かず、配送された箱の中には「評価お願いします」と書いた紙が入っていたという。小倉容疑者はネット掲示板などで「メルカリの決済サービスを利用し、ショッピング枠を現金化できます」などと客を募っていたという。

朝日新聞デジタル:メルカリを利用し高利貸しの疑い 売買装い決済、逮捕

逮捕の決め手となったのは何?

それではなぜ逮捕されてしまったのでしょうか。

それにはまず「ショッピング枠現金化の仕組み」を知ることが重要です。

合法的なショッピング枠現金化の仕組みとは

カードのショッピング枠を使うショッピング枠現金化は大きく分けて2種類の方法があります。

主要な現金化方法

  1. 買取タイプ
  2. キャッシュバックタイプ

現金化には手順があり、それぞれ以下の流れを踏襲します。

買取タイプ

  1. 換金用商品を販売する。
  2. 換金用商品をクレジットカードで購入する。
  3. 換金用商品を受け取る
  4. 換金用商品を買い取り店に売却
  5. 買取店から買取代金を受け取り現金化

キャッシュバックタイプ

  1. キャッシュバックと言うおまけが付いた商品(おまけ商品)をクレジットカードで購入する。
  2. おまけ商品をダウンロードする。
    おまけ商品は画像や権利などダウンロードするものが多い。
  3. おまけ商品を受け取った時点でキャッシュバック権利が発生。
  4. 販売業者はキャッシュバックのおまけ権利を使って、購入した人に対してキャッシュバックと言うお金の払い戻しを行う。
  5. キャッシュバックで振り込まれるお金を受け取った時点で完了

いずれも「ある商品を用いて換金」することで現金化を実現することが特徴です。

ショッピング枠現金化の危険性

ショッピング枠現金化は仕組みを見ると手順を踏んでいれば合法となり逮捕されることはありませんが、一歩間違えると逮捕されてしまう危険性を秘めています。

そのため「手順を守ることはゼッタイの掟」と言えます。

業として行う場合買い取る側には古物商買取許可証が必要になります。

古物商買取許可証を持った方が上記の方法を行えば、合法的な売買として通常逮捕されることはありません。

しかし、一つでも手順を行うと違法になり逮捕されてしまいます。
法律ギリギリの「グレーゾーン」だからです。

逮捕ポイント

今回の件で違法になるポイントは

SDカードを実際に届けなかった

ことです。

これはメルカリでも定義されている架空の商品と言えましょう。

だって「売買契約を交わした商品を届けない」のだから。

キャッシュバック型で逮捕

SDカードを購入させ決済完了後、口座に振込という手法からキャッシュバックタイプと言えましょう。

ショッピング枠現金化に置いて商品を受け取ることはゼッタイ外せない必須事項です。

今回逮捕された人は、このことを知らないことから現金化業者ではなく個人が小遣い稼ぎと思ってやったのではないでしょうか。

当人同士納得してるわけだし

どうせバレないだろう

と安易に考えた結果の末路ではないでしょうか。

いずれにせよ、ショッピング枠現金化(高利貸し)の逮捕者は架空取引をしている件が圧倒的です。

万が一メルカリでショッピング枠現金化をやっている方は架空取引を行っている場合、「すぐにキャンセル」し利用を止めておきましょう

メルカリで現金化をするのはやめておきましょう。

2017年から始まったメルカリ現金化で逮捕者がでたことから大問題になったので数は減少していると思っていました。

しかし逮捕者が出ていることから2021年になっても未だメルカリ現金化は生き延びている様です。

ショッピング枠現金化は収納する決済会社がいれば誰でもできる

禁止されているショッピング枠現金化の利用許可を出す決済会社を探すのは容易ではありませんので、実質誰でもできるわけではありません。

しかしメルカリではシステム上

  • クレジットカード支払い可能なこと
  • さらにメルカリが収納してくれる

ので、やろうと思えばだれでもできてしまいます。

この仕組みはどうにかできるものでもないので、手順を間違えなければなかなか摘発できないことでしょう。

そのため小遣い稼ぎと思って出来心でやる方もいるのでしょう。

しかしそんな甘いものではなく、しっかりと手順を踏まないといつ逮捕されてもおかしくないすれすれの状況にいるのは間違いありません。

今後も消えることはないかもしれませんが、メルカリ現金化を行うものは業者と違って専門知識が弱いため手順を飛ばしてしまいトラブルに巻きこまれる可能性もぬぐえません。

通常、申し込んだ側(利用者)が逮捕されることはありませんが、現金化行為を行ったと言うことがお持ちのクレジットカード会社にバレてしまうと

  • クレジットカードの不正利用などで債務の即時返済
  • クレジットカード契約の解消
  • 信用情報に不正利用の記録
  • 最悪は詐欺罪による刑事告訴

なんてことにもなりかねません。

トラブルに巻きこまれることを考慮すると、メルカリでショッピング枠現金化は今後も止めておくのが無難と言えましょう。

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